Google社は、送信したメールがブロックされたり、迷惑メールにフィルタリングされてしまわないための「送信者ガイドライン」を公開しています。
今回、メール送信者に対して、2024年2月から執行される新しいガイドラインを発表しました。
https://support.google.com/mail/answer/81126
年々巧妙化していくスパムメールによる詐欺被害や、ユーザーが許可しないメールが大量にメールBOXに入ることによるユーザービリティーの棄損に対する対策です。
このガイドラインに準拠しない場合は、送信したGmail宛のメールがブロックされたり、迷惑メールに振り分けられたりする可能性がございます。
ちなみに、こういったガイドラインについてはGoogleだけでなく、米yahooでも同様の内容がリリースされています。今後は標準化されていくことが予測されます。
ガイドラインの対象は?
対象は個人対個人のメールではなく、企業や事業主から不特定多数の利用顧客への商用メール送信が対象となります。
そして、24時間以内に5,000件以上をGmailのドメインにメール送信したユーザ(プライマリドメイン単位で集計。つまり、どのサービスからの送信でも同一ドメインであればすべてを含めて集計される)を「一括送信者」というガイドライン準拠対象になります。
ちなみに、一度でも「一括送信者」として認識されると、その後は状態が変わろうともずっと「一括送信者(=ガイドライン準拠対象)」として扱われます。
ガイドラインを準拠しないと、送信したメールが拒否されたり、迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性が高まります。
ガイドライン準拠とは?
具体的には、以下の3点の対応が必要となります。
- 送信メールを認証すること(ドメインの各種認証)
- 未承諾のメールまたは迷惑メールを送信しないようにすること(迷惑メール対策)
- 受信者がメールの配信登録を容易に解除(ワンクリック解除)できるようにすること
それぞれ、アペルザDXからも案内しております。
ドメインの各種認証:DNS設定する項目の意味合いと重要度を知りたい
迷惑メール対策:Postmaster Toolsを利用した、迷惑メールを抑制する運用
ワンクリック購読解除:ワンクリック購読解除についてと、非表示設定方法