このページでは、アペルザDX(管理ページ)で作成された配信メールの配信レポート集計のクリックについてご説明します。
・考えられる原因
・機械的なアクセスを集計から取り除く事が可能か
考えられる原因
メール受信側のサーバーで、セキュリティ機能が働いている可能性が高いです。
(例) メール内のすべてのURLのクリック数 (クリック人数・クリック数・クリック率) が同じ数字になる
このようなケースでは、メールを経由した外部からの攻撃を防ぐため、メールを受信する側のサーバーで「サンドボックス機能」と呼ばれる機能が使われている可能性がございます。
サンドボックスとは、受信したメールに対してサーバー上で以下のような処理を行い、ユーザーがメールを開封する前に脅威を評価し、必要に応じて除去することを指します。
- ユーザーに代わってメール記載の URL にアクセスし、Web ページに脅威がないかどうかを確認する
- ユーザーに代わってメールの添付ファイルを開き、悪意のある挙動をしないかどうかを確認する
- ユーザーに代わってHTMLメールをレンダリングし、悪意ある Javascript 等が仕込まれていないかどうかを確認する
機械的なアクセスを集計から取り除く事が可能か
メール受信側でサンドボックスを利用している場合、メールに記載された URL にはサーバー (一種の Bot) が機械的にアクセスしてきます。
しかも Bot であることがバレないように User-Agent を偽装していますので、Apérza DX から見たときは一般的な Web ブラウザと区別することができません。
このような理由から、現時点では Bot からのアクセスを判断・除外することはできません。
(ごく稀ですが、User-Agent の偽装が不十分などの理由から、サンドボックスからのアクセスであることが推定できてしまうこともあります)