DMARCのレポートとは、DMARC設定対象ドメインのメールアドレスから送信したメールを受信したメールサーバが、受け取ったメールの認証結果がどうだったかを送信元に通知するものです。
その通知メールを受信するメールアドレスを指定します。
受信するのはアペルザDX経由のメールのみではなく、該当ドメインで送信したメールすべてから通知が送られるので、受信件数は多くなる可能性があります。そのため、普段からシステム通知やログを受信しているメールアドレスやDMARC専用のアドレスを設定することをおすすめしております。
以下、詳細な例を交えてDMARCのレポートの受信パターンを説明します。
例えば mail.aperza.com が以下のような宛先にメールを送ったとします。
a1@domain-a.com
a2@domain-a.com
b@domain-b.com
c@domain-c.com
ドメインとしては3種類、トータルの件数としては4件のメールを送ったことになります。
この場合、domain-a.comはDMARCで指定されたアペルザの特定のアドレスに「昨日2件のメールを受け取ったけど、2件とも認証を通過しました」とレポートしてくるかもしれませんし、domain-b.comやdomain-c.comはそれぞれ、「昨日は1件のメールを受け取ったけど、認証は通りませんでした」とレポートしてくるかもしれません。
管理者はこのレポートから自分が送信したメールの認証の状況を把握することが出来るわけです。
この受信レポートを送ってもらう間隔に関してはDMARCの設定の中で指定することが出来ますがデフォルトは24時間です。
配信レポートはドメイン単位でまとめられている場合もありますし、都度送ってくる場合もあるためメールの配信数次第では非常に多くのメールを受け取る可能性があり、その場合は専用のメールアドレスを指定して頂くのが良いかもしれません。
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