配信したメールのうちお客様が最初に目にするのは、そう、「メール件名」です。
件名で興味を惹けないとメールはそもそも開いてすらもらえず、せっかく頑張って作成した本文も日の目を見ることなくゴミ箱へ・・・。本記事ではそんな悲劇を避けるため、『開きたくなるようなメールタイトル』のポイントをお伝えします。
◆目次
今すぐできる、開封率を上げる3つの手法
手法① 4Uの原則|パッと見て、グッとくるタイトル
手法② 最強の35の型|実証済みのフォーマットを“パクる”
手法③ 文字数|⻑くて30字、スマホ向けには15文字!
まとめ|4Uの原則/35の型/最適な文字数
今すぐできる、開封率を上げる3つの手法
・・・見出し、気になりましたか?笑
実はこの見出しもこれからお伝えするポイントをおさえた書き方になっています。
メルマガのタイトルや見出しの書き方については、広告業界のいわゆる『コピーライティング』という分野で非常に深く研究されています。すべてを語ると本数冊分になってしまうので、すぐに使えるポイントを3つに絞ってお伝えします!
手法① 4Uの原則|パッと見て、グッとくるタイトル
キャッチコピーのテクニックその①は『4Uの原則』と言われるものです。
『4Uの原則』って・・・?
・緊急性(Urgency)
・独自性(Unique)
・超具体性(Ultra specific)
・有益性(Useful)
の頭文字をとった略語です。まぁ、なんとなく効果ありそうだけど、、、よくわからないですよね。
以下で一つ一つ解説していきます。
緊急性(Urgency)|この情報、今月までの特別情報です!
人は“締め切り“や“特別感“に強く反応してしまう傾向があります。
例えばスーパーのタイムセール、福袋、閉店セールなどなど。締め切り効果、などとも呼ばれますが、『時間の要素』を入れることで切迫感が出て効果は高まります。
『今月締め切り!』『2/28まで』『今日から1週間だけ!』など、今行動しないと損する!と思うような文言で訴求しましょう。
独自性(Unique)|数万通のメルマガを見てきたアペルザが教える件名のコツ
昨今は特にメルマガを送る企業が増えており、やはりメールは埋もれがち。。。他のメールと差別化をするために活きるのがこの『独自性』による訴求です。
独自性と言われても・・・となると思いますので、こちらについては手法②『最強の35の型』で使えるテクニックをお伝えします。
超具体性(Ultra specific)|これをマスターすれば件名に悩む時間が25%軽減されます
読み手が得られる具体的なメリットをお伝えすることを意識します。
『超具体性』とは5W2Hや具体的な数字を入れて表現することを指します。例えば、皆さんメールのタイトルをつける際、何がいいかなぁと悩みますよね。これが『削減されます!』と『25%削減されます!』では後者の方が気になりませんか?
有益性(Useful)|いますぐ使える、件名作成のテクニック
読み手にとって価値のある情報だとストレートに伝えられているでしょうか?本文にどんな有益な情報があるかを先に示さないとその先は読んでもらえません。
読み手の利益を強調することで、読み手の興味を掻き立てましょう!
手法② 最強の35の型|実証済みのフォーマットを“パクる”
冒頭触れた通り、キャッチコピーの分野は研究され尽くしており、その中には『こうすれば効果高まる!』と言われているキャッチフレーズのフォーマットがあります。
メールの本文が決まり、『今回の件名で何をいうか(What to say)』が決まったら、いよいよ『どう言うか(How to say)』に行き着きます。
フォーマットを真似する際は、以下のステップで考えましょう。
Step.1 方針を決める
これから紹介するフォーマットは5つのジャンルに分かれます。どのタイプで訴求するか決めましょう。
Step.2 真似をする
ジャンルの見当がついたら、具体的な例文をピックアップします。
Step.3 入れ替える
あとは例文の主語を自社名や自社製品名に変えれば完成です
フォーマット|キャッチコピー『最強の35の型』
手法③ 文字数|⻑くて30字、スマホ向けには15文字!
最後の一つはシンプルに、文字数についてです。
今までご説明したテクニックをいろいろ盛り込もうとするとついついタイトルは⻑くなりがち・・・。でも考えてみてください。皆さん届いたメールを確認するとき、タイトルの最初の何文字まで見るでしょうか?
大抵は最初の15文字くらいしか見ていないはずです。
初めの15文字程度が勝負!一番訴求力の高い要素や印象づけたい要素を頭に持ってきましょう。
ブランディング|最初の15字に何を持ってくる?
パッと目に飛び込んでくる15字に何を持ってくるかは、メールで何を“ブランディング”したいのかで決まります。
右の例のように、上は『アペルザ』という会社を印象づけたい、下は『キャンペーン』自体を押し出したい、という思惑があります。そのメールの目的にあわせ、場合によっては1回のメールだけではなくこれから送るものも含め、“中⻑期的にどんなブランディング”をするのかでタイトルを決めていきましょう。
まとめ|4Uの原則/35の型/最適な文字数
以上、3つの手法、いかがだったでしょうか。
本記事でお伝えしたものはメールマーケティング/コピーライティングのごくごく一部です。テクニックはもちろん、そもそものメール作成時の考え方など、まだまだ奥は深いので、ご興味ある方はぜひ以下の書籍等も参考にしてみてください。
『ザ・コピーライティング』『最強のコピーライティングバイブル』
また、今回お伝えした手法も、貴社のお客様に馴染むかどうかは検証してみなければわかりません。
とにかく毎回の配信を『狙いをもって』『明確に検証する』ことが最重要です。
上記でご紹介した本にもありますが、効果を上げていくためにはとにかく「テスト!テスト!テスト!」です!
是非明日の配信から実践してみて、これらの手法をマスターしていただければと思います!