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メールの配信頻度をハックする! 〜適切な配信頻度を決めるポイント〜

お客様に多くの情報を届けたい!けど、あんまり頻繁に送ると迷惑かな……。
メール配信を行う多くの方が悩む頻度の問題。本記事ではそんなお悩みを解決すべく、一般的に適切とされている配信頻度や、目的別の配信パターンをご紹介します。

◆目次
メールの適切な頻度は?毎週送ってもいい?
単純接触効果 | 人は何度も繰り返し接触したモノを好きになる
配信頻度だけではなく、もちろんメールの内容も重要
目的別、よくある定期配信3パターン
定期配信+臨時配信の組み合わせが成果につながる
まとめ

メールの適切な頻度は? 毎週送ってもいい?

一般的にBtoBのメルマガの配信頻度は週に1回もしくはそれ以上でも良いとされています。

様々なリサーチ会社が、BtoBのメール配信に関して適切な頻度の調査を行っています。そのような調査やアンケートからわかってきているのは、週に1回以上の配信でも受信者は嫌な気持ちにならない、という結果です。

アペルザで配信しているメルマガの頻度は「毎日」です。おそらくこの記事を読んでいらっしゃる方の中でも受信されている方は多くいるかと思います。

毎日配信を行っているアペルザですが、受信されたお客様の中で配信の停止を希望されるお客様は少数です。

そのような結果からも頻繁に配信することによって、配信停止が増加することは少ないことが示されています。

■■ 補足 ■■
配信頻度に関わらずメルマガの配信停止を希望される方はいらっしゃいます。
メルマガを始める際には、「挨拶メール」として、メール配信をスタートする旨と配信停止を希望される方へのご案内をおすすめします。

単純接触効果 | 人は何度も繰り返し接触したモノを好きになる

単純接触効果(ザイオンス効果)という言葉を耳にしたことはありますか?
人は何度も繰り返し接触することで接触したモノへの好感度や評価が高まっていくという効果です。

具体例として、テレビCMが挙げられます。繰り返し同じCMを流すことで見ている人に好印象をもってもらうことで、類似品と比較したときに選ばれやすくなることを狙っています。スーパーで買い物をするときに類似品の中で見覚えがある方を選択するのは、この効果によるものです。

皆さんも普段から意識的だったり無意識にこの効果を利用しているシーンが営業活動です。
取引先だったり、これから取引をしたい顧客へ何度も訪問することで、信頼関係や友好関係を築いていきます。初回訪問で突然商材の紹介をするよりも購入してもらえる確率を上げることができます。

メールでも同じ効果が期待できます。

同じ企業や同じ営業担当からのメールを何度も目にすれば、その企業や営業担当に対して好感を持つようになります。特にこの効果は「時間」より「回数や頻度」が重要とされています。訪問営業に加えてメールを送ることで、より顧客との接点を増やすことができ、好印象を抱いていただく可能性が高まります。

配信頻度だけではなく、もちろんメールの内容も重要

頻度を多くすれば効果がでるのかというと、もちろん内容が伴っていなければ効果を出すことはできません。適切な配信頻度でメールを配信することは重要ですが、それと同じくらい、もしくはそれ以上に重要なのはメールの内容です。

受け取った方に適した商品の紹介や有益な情報を届ける必要があります。そのためにしっかりとターゲットを定め、そのターゲットに適したコンテンツを配信することを心がけましょう。

目的別、よくある定期配信3パターン

配信頻度や配信内容は目的によって変わります。ここでは目的別の配信のパターンをご紹介します。
この情報を参考に、自社の目的に合わせた定期配信を検討してみましょう。

既存顧客へ商品の案内漏れ

既に取引のある既存顧客で、どのような商材に興味があるかある程度把握している状態であれば、月に1〜2回程度しっかりとターゲットを絞って興味がありそうな商材を配信します。顧客の反応に応じて、電話や訪問でフォローを行い具体的な商談につなげていきます。

既存顧客であってもまだ興味や関心が把握しきれていない場合には、今まで紹介できなかった商材や少し幅広いコンテンツを配信し、顧客の反応から興味がありそうなコンテンツを調査することも有効です。集めた興味関心の情報をもとに次回配信のターゲットとコンテンツを検討しましょう。

 

商品の案内漏れに加え企業認知や信頼を向上

既存顧客だけではなく新規顧客も対象に、商品認知や企業認知や信頼度を向上させる目的の場合、月に2回以上の頻度で商品情報やお役立ち情報を配信します。

まだお客様との関係性が構築されていない場合には、接点の頻度を多く保つことが重要となります。その際に商品情報だけ配信するのではなく、業界情報や補助金情報などのお客様の手助けになる情報も発信し、企業認知や信頼関係の構築を目指しましょう。

 

潜在層の新規顧客への認知拡大

潜在層の新規顧客に対して、企業や取り扱い商品を認知していただくことを主目的とする場合には、より高頻度で配信する必要があります。商品情報やお役立ち情報、展示会等のイベント情報など様々な情報を週に1回程度のサイクルで配信します。

特に会社として自信のある領域であったり、戦略的に狙っていきたい領域があれば、その領域に関する情報を繰り返し配信することで、〇〇の領域といったら□□社のように、企業のブランディングにつなげていくことも期待できます。

定期配信 + 臨時配信の組み合わせが成果につながる

定期的なメールの配信に加えて、臨時でお客様に情報発信を行うのも効果的です。
「号外」と「セールスメール」を活用し、より成果につなげる方法をご紹介します。

号外 | イベント情報や特別な情報を提供

号外とは、毎月、毎週のように定期配信している以外に、関心度が高いと想定される情報など特に目にしていただきたい情報を臨時で配信するものです。例えば展示会が行われる際の集客、限定の特価情報などがあります。特に期限や時間の制限がある緊急性を感じやすいコンテンツが有効的です。

 

 

セールスメール|営業個人からのメールは返信のハードルを下げる

セールスメールとは、提案のためのアポ獲得などを目的とした営業個人からお客様一人一人に宛てて書いたテキスト形式のメールです。メルマガと比較するとセールスメールは、受け取ったお客様にとっては返信しやすく商談につながりやすいという特徴があります。

メルマガで幅広い情報発信を行うことに加え、明確なターゲットに対しての提案を行う際にはセールスメールを活用するのが有効的です。

 

セールスメールに関しては、下記記事で書き方のポイントを記載しています。
関連記事:セールスメールをハックする!〜商談につながるセールスメールのポイント〜

まとめ

配信頻度や目的別の配信パターンを紹介しました。
本記事で紹介した内容は一つの考え方です。貴社の目的やお客様の状況に合わせて、適切な配信頻度や内容を検討してみましょう。