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ターゲティングメールをハックする! 〜効果的なターゲティングメールの作り方〜

配信対象の属性情報や行動情報を元に、ターゲットを絞り配信するターゲティングメール。一般的に一⻫配信よりも効果的であるといわれています。

聞いたことはあるけれど、あまり実際のイメージが湧かない…という方も多いのではないでしょうか。
今回は、そのメリットから実施する際のポイントや事例をご案内します!

◆目次
ターゲティングメールが効果的って本当?
3ステップ!ターゲティングメールを始めよう
アペルザクラウドでターゲティングメールを送るには
まとめ | 一⻫配信も継続しつつ、ターゲティングも取り入れる
Column①:毎回ターゲットと内容を考えるのは大変・・・
Column②:早速実践するために!ターゲティングパターン例のご紹

ターゲティングメールが効果的って本当?

ターゲティングメールとは、配信対象の属性情報や行動情報を元に、ターゲットを絞り配信するメールです。あらかじめターゲットを決め、ターゲットにあった情報を送ることが可能であるため、一⻫配信よりも効果的といわれています。例えば、よく使うネットショップや動画配信サービスから送られてくるメールマガジンを想像してみてください。パーソナライズされている、自分に合う情報が届くとついついみてしまいますよね。メールでの情報発信は、いかに自分に関係がある情報と思ってもらえるかどうかがポイントとなりますので、そういった意味でもターゲティングメールは効果的といえるのです。具体的なメリットとして、以下のものがあります。

開封率UPを狙いやすくなる

ターゲットが決まっていることで、件名のポイント※の一つである「超具体性」や「有益性」を取り入れやすいため、開封率向上を狙いやすくなります。※関連記事:メール件名をハックする!

顧客の理解を深め、信頼度を高めることができる

幅広い層への配信ではどうしても一部顧客には関係のない情報が入るため、徐々にお客様の関心は下がってしまうもの。ターゲティングメールでは、顧客に関係のある深い情報のみを発信し、常に“関係のある”情報が届けられるため、信頼度向上に効果的です。さらに、普段の配信よりも顧客に合う情報は何か、という視点でメールの内容を考えるため、社内メンバーの顧客理解を深めるという副次的効果が見込まれるのです。

購読停止率を抑えることができる

“関係がない”と思われるメールの配信が続いてしまうと、結果的に購読停止に繋がってしまいます。“自分に関係のある”情報と思わせるかによって、顧客が購読停止ボタンを押すリスクを下げることが可能となります。

3ステップ!ターゲティングメールを始めよう

ターゲティングメールのメリットはご理解いただけましたでしょうか。ここからは実際に行う際の3ステップをご紹介します!

配信の目的を決める!

通常のメール配信においても同様ですが、ターゲティングメールにおいてはさらに配信の目的を明確にすることが重要です。例えば、「〇 〇の製品に対し問い合わせをもらうこと」「〇〇セミナーへの集客」「新製品の認知獲得」などです。事前に目的を明確にすることで、のちのターゲット決めをスムーズに行うことが可能です。

ターゲットを明確にする

目的を明確にしたら、それに合うターゲットを考え、絞り込みましょう。絞り込みがなかなか進まない場合には、 “当てはまらない顧客”はどのような顧客か、という軸で考えると絞り込みやすくなります。

 

コンテンツを決める

最後に、配信するコンテンツを決定しましょう。目的やターゲットに合わせて、どのような資料を掲載し、どのような構成にするのかを考えます。コンテンツ決めも、目的に対して最低限必要な情報から決めていくとスムーズです。

 

■■ 補足情報 ■■
目的に合わせて、メールの形式を変更するとより効果的です。メール形式にはメルマガとセールスメールの大きく2種類あります。メール配信の目的は大きくは下図の通り4つに分類されますが、メルマガが認知の拡大や興味関心を持ってもらうことに適している一方、商談の発生や購買意欲の促進などの目的にはセールスメール形式がより効果的と言われています。

アペルザクラウドでターゲティングメールを送るには

ターゲットと配信する情報が決まったら、早速配信の準備を行いましょう!
アペルザクラウドで配信をするまでの手順をご紹介します。

① メール本文と件名を設定する

配信したい内容に合わせ、メール本文、件名を設定しましょう。ターゲティングメールで特にポイントとなるのは件名です。普段送っている一⻫メールよりも、ターゲットに関連するような、より具体的な文言をタイトルに入れるようにしましょう。

② 配信先の顧客のグループ、もしくは個別で顧客を選択する

あらかじめグループを作成している場合は、メール作成画面の宛先に 該当のグループを設定ます。個別で選択したい場合は、宛先を個別で選択するボタンをクリックし、右上のフィルタボタンより、今回の条件で絞り込み検索をした上で検索結果の顧客を選択し、宛先として設定します。

■■ 補足情報 ■■
今後よく送るであろう属性に関しては、あらかじめグループ登録もしくは検索条件の保存をしておくと便利です!具体的な手順については、下記よりご確認ください。
グループの登録P4〜/検索条件の保存P31〜:顧客情報管理機能マニュアル

まとめ | 一⻫配信も継続しつつ、ターゲティングも取り入れる

以上、ターゲティングメールとその手法についてご紹介しました。いかがでしたか?ターゲティングメールは、効果創出のため、取り組んでいただくことをお勧めしていますが、全てをその送り方にする必要はございません。一⻫配信においても、意外なところから反響がある可能性ももちろんありますの で一⻫の配信も継続しつつ、分けるべきところは顧客を絞って配信するなど“使い分け”を意識し、ご検討いただければと思います!

Column①:毎回ターゲットと内容を考えるのは大変・・・

毎回ターゲット決めてからコンテンツを作成するのは大変そう…と思う方も多いのではないでしょうか。もちろん、ご案内したステップで準備することでスムーズな配信が可能ですが、毎回そのステップで行う必要はありません。

内容は同じでOK!件名だけを変えて送ってみる

送る内容が全く同じであっても、件名だけを変えて送る、という一案もございます。この方法は、特に送りたい内容が先に出てきた場合に便利です。例えば、送りたい内容が、どちらかというとAという属性に関係があるけれど、Bという属性の顧客にも通用する内容、という場合もあると思います。このような場合は、内容は同じまま、配信を2つに分け、それぞれに合わせた件名を設定し送ってみましょう。その際の件名では、ターゲットの名称をそのまま記載する、など“超具体性”を意識すると良いでしょう。

Column②:早速実践するために!ターゲティングパターン例のご紹介

実際に行う際のイメージを持っていただくため、いくつか事例をご紹介します。

業界軸でターゲティング

業界軸で属性を分け、ある業界向けにターゲティングメールを送る事例は比較的多いです。具体的例をご紹介します。

例)教育機関のお客様限定のキャンペーン情報を送る

目的:教育機関限定のキャンペーンから引き合いを狙う
ターゲット:教育機関関連の顧客
内容:〇月〇日までの教育期間限定キャンペーンのご紹介をする。期間と、キャンペーン内容を簡単に記載し、資料へ誘導する。

新規/既存顧客で分ける

下記のようにあらかじめ判断軸を決めておき、新規/既存顧客で分けて配信するパターンもございます。
・過去名刺交換をしたが直接取引がない顧客:新規
・過去取引はあるが、接点を持てていなかった顧客:既存

例)新規顧客へ、会社紹介内容を盛り込んだメールを送る

目的:まだ“自社ができること”の認知を獲得できていないと想定する顧客に、自社について改めて知ってもらう
ターゲット:新規顧客
内容:簡単な会社紹介と、紹介しやすい商材情報を盛り込む

商材軸でターゲティング

紹介したい商材を軸に、興味のありそうな顧客に絞って送るのもお勧めです。例えば、過去その商材関連の情報で反応があった顧客や、過去案内したその商材関連の情報を案内した顧客に絞る、などです。

例)生産中止代替品情報を過去生産中止情報を送った顧客に送る

目的:生産中止代替品への引き合い獲得
ターゲット:過去、過去生産中止情報を送った顧客
内容:生産中止代替品の案内